無作為抽出の車、10台を解体して3台の基板 に異常が発見されました。 非常に高い確率です。 その故障モードはかつて大手自動車メーカが廃車150台を解析した文献と同一でした。 しかし、プリント板自体が壊れているものではありませんでした。 一方、放熱には問題ありです。 この実態を見たいと思う方は、他にいませんか? 車載に限ったことではありませんが、プリント板自体の信頼性、及びその実装技術は コストと信頼性の確保を両立させねばなりませんし、全てのプリント板を用いる機器 に該当します。
ある大手セットメーカA社さんと基板メーカB社さんとの間で日常ありそうな話です。 セットメーカA 社 開発担当者 a 君: コストダウン要求が厳しいし、資材部門が新しい基板メーカを探してきたという ので話をしたところでは感触もいいし、一寸評価してみるかぁ。 ところで、ヒートサイクル試験の合格サイクル数は幾らにしておくかな? 従来1000サイクルだったから、保険をかけて倍の2000サイクルにしておくか。 これで壊れなれれば、コストダウン20%だしまぁ良しとするか。 基板メーカB社 商品開発部門課長 bさん: Aセットメーカさんのネームバリューは高いし、何としてもこの仕事を取ら ないといけないな。しかし2000サイクルは厳しいな。試験コストも莫大に掛か るし、評価人員も限られているし。第一、ついこの前まで皆さん1000サイクルと 言っていたのに1000サイクルと2000サイクルの信頼性的な違いをセットメーカ さんはご存知なんでしょうかね? 基板メーカB社 営業部部長 cさん: 知るも知らないも2000サイクルもたなきゃ仕事にならないんだからOKのデータ を出すしかないだろう。 で、どんな手が考えられるの? 材料メーカさんとか呼んでちょっとやってみてよ。 頼むよぉ! 材料メーカC社 営業部主任 dさん: 部長! 基板メーカB社に呼ばれて行ってきたんですけど、どこかのセット メーカが2000サイクルを要求していて、これにもたなきゃメーカを変えると 詰め寄られたんですがどうしましょうかぁ。 材料メーカC社 営業部部長 eさん: しょうがないなぁ。今開発中の高性能なものを出せるか研究所に聞いてみるから d君、稟議書書いてみてよ。 という具合にある一担当者が発言した「2000サイクル」がその大会社のネームブランド に守られて、基材メーカ、材料メーカと伝播していく訳です。 実は、発言した担当者のa君は従来の「1000サイクル」の意味さえもあまり分かって おらず、適当に勘で話をしていたのでした。
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